先祖代々伝わる問題について~その2~

 

僕のお父さんはアルコール依存症者でした。

 

お父さんは、50歳の時に自ら命を絶つようなことをしました。

 

末期ガンでした。

 

アルコール依存症からくる肝硬変による肝ガンです。

 

アルコール依存症は「小さな自殺」と言われています。

 

必ず死にますから。

 

肝硬変になって100%死にます。飲み続ける限りは。

 

僕は「親のようにはならないぞ」って誓いました。

 

でも、もっと厄介な薬物依存症になってしまいました。

 

それで僕は自殺を考えました。

 

「死のう」って思って、

 

当時はまだ足の踏ん張りがきいたので

 

ベランダまで行ってしがみついて

 

7階立てのマンションからなんとか飛び降りようとした時に

 

誰かが僕の足を引っ張ったのです。

 

「泰三、それは俺の感情や。俺に返せ」

 

親父の声が聞こえてきたような気がしました。

 

その時、ハッて気が付きました。

 

これが親父の感情やったんや。

 

こんだけしんどかったんや。

 

それで死んだんや。

 

この感情、父ちゃんに返そう。

 

父ちゃんに返した時、どんな顔して受け取ってくれるかなぁ。

 

迷惑やって言うかなぁ。

 

『そうや泰三、それはワシの感情や』

 

って喜んで受け取ってくれるやろうなぁ」

 

と思って、その時にその感情を返しました。

 

私達は幼少期に、親の感情をコピーするのです。

 

「絶対に親のようにはならないぞ」って思えば思うほど。

 

僕達は流暢な日本語を話しています。

 

誰から学んだんでしょうか。

 

それって僕達の親から学ぶのです。

 

じゃあそれは言葉だけかっていうとそうではないみたいです。

 

物の考え方、物の見方、立ち居振る舞い、感情、それらも親から学んだようです。

 

by 長谷川泰三(Hasegawa Yasuzo)生の声より