無邪気さを取り戻すことで敵がいなくなる

 

無邪気さ、無垢さ、清らかさ

 

無邪気さとは子供の時に持ってた邪気が無い状態。

 

邪気というのは、
「ふん。あなたはどうせ私を見捨てる人だわ。

 

いいわよ、私は使い捨てのボールペンで。

 

ふん。

 

どうせみんな私から去っていくんだから。

 

だったらいいもん」という感じです。

 

いつの間にかみんな無邪気さを失くしてそうなっていきます。

 

子供の時はおじちゃんやおばちゃんに

 

「だっこ、だっこ~。大好き~」ってやってたのに、

 

ある時から「別に」って感じで反抗期に入っていくわけです。

 

小さい時に持ち合わせていた純粋さ、無垢さというのは、人を敵扱いしない。

 

ムテキングっていうんですね、

 

子供に教えてもらいましたけど。

 

「おじちゃん、ムテキングっていうの知ってる?」
「それってめっちゃ強いの? タイガーマスクみたいなの?」
「タイガーマスクはわかんないけど、そんなに強くないんだよ。

 

誰も敵扱いしないからムテキングっていうんだ」

 

……こいつ心理学博士になれるなぁ、と思いました(笑)。

 

みんなに対して「大好き。大好き」ってやってたんですよ、昔は。

 

その時には確かに無敵でした。
でも、だんだんだんだん僕らは社会を敵扱いし、

 

味方でさえも敵扱いし、そうやって孤立していきます。

 

無邪気さ、無垢さを檻の中に入れて、

 

「二度と出てくるな」っていう風にやって鍵をかけてしまうのは、

 

痛い思いをしたからです。

 

それまでは
「おっちゃん、だっこだっこ~」
っていう風にやっていて、

 

「今日はごめんね~。忙しいのよ」
って言われた時に、
「え~、どうして~。……もういい。

 

おじちゃん、あなたにはもう頼りません。

 

私は一人で生きていきます」
という風にインディペンデンス、悪い意味での自立が始まっていくのです。

 

「もうここまでにしとこう。もうここまでにしとこう」

 

って言いながら檻を自分で作るんです。

 

その中に入って「もう出ていかないもん」ってアマテラスさんみたいに

 

引きこもって鍵をたくさん掛ける。

 

イノセンスというのは子供の頃に誰しもが持ち合わせていた才能の一つなのですが、

 

痛みをたくさん受けると、「もういい、ここまでにしとこう。もういい、ここまでにしとこう……」

 

という風に無邪気さを閉じ込めます。

 

昔持っていた無邪気さを檻から出してあげてください。

 

by 長谷川泰三(Hasegawa Yasuzo)生の声より