恐れの対処法

 

感情というものは、「陰と陽」とか,

「光と闇」のように大きく二つに分けることが出来ます。

 

罪悪感、

劣等感、

無価値感、

無力感、

そういう感情もひっくるめて大きく分けることが出来ます。

 

それは愛と恐れ

 

 

ジャンポールスキーという作家さんが『愛とは恐れを手放すこと』という本を書いておられます。

 

「人間というのは二つの感情を同時に感じることが出来ない。選択が出来るんだ。愛を選んでいるときに恐れを感じることはできない」

 

というのが彼の持論です。

 

恐れ・・・

 

それは愛では無いもの。

 

嫌な感情は全て恐れの中にあります。

 

 

例えば、目の前にいる人を味方であっても敵扱いするような感じ。

 

ビクビクと怯えているような感じ。

 

これが恐れです。

 

 

例えば、猫が「フーッ!」と唸ってると思ってください。

 

その猫は誰かに虐められてボロボロに傷ついて

 

何かでつつかれて血まみれになって、もう人間が信用出来ない。

 

かわいそうだと思ってエサと水を持って近づいていったら、また「フーッ!」と唸る。

 

あれが恐れです。

 

恐れの中には過去にひどい目にあった経験、そういう痛みがあります。

 

また逆にラブラドルレトリバーという犬がいますが、

 

犬のくせに人間が好きで、人間の顔が好きでペロペロ舐めてきます。

 

人間を全く敵扱いしません。

 

怯えていません。

 

でも、虐められた犬は鳴くんですよ。

 

 

前に僕のところに二匹の犬がいたんです。

 

一匹はシェパード。すごく大きかったです。

 

もう一匹はどこで迷い込んできたのかわからないけど

 

ボロボロの汚い小さい雑種の犬でした。

 

飼うつもりはなかったんですけど、

 

シェパードがその犬を家の敷地の中に招き入れたんです。

 

「面倒見てくれ」 って言ってるみたいに。

 

鎖につなぐわけでもなく、その犬はうちの敷地に棲みつくことになるんですけど、

 

けっして僕からはエサを食べませんでした。

 

人間に虐められたからでしょうね。

 

シェパードの陰に隠れて「ウーッ」って唸っていました。

 

でもシェパードが与えるたエサは食べるんです。

 

そのシェパードが亡くなった時に、その野良犬は一晩中鳴いていました。

 

まるで自分の父親かお兄さんが亡くなったみたいに。

 

 

普段鳴かない犬だったんですけど、一晩中鳴いていました。

 

血を分けた本当の親兄弟でもないのに。立派な犬でしたね。

 

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もしあなたの中にビクビクしている野良犬のような自分がいるとしたら、

 

「昔、痛い目にあった自分がいるんだなぁ」と思ってください。

 

傷ついたままになっていまだに癒されていないんです。

 

味方まで敵扱いしてしまう。

 

恐れている人というのは癒されずにいるんです。

 

 

by   長谷川泰三(Hasegawa Yasuzo) 生の声より